【ご報告】地域コーディネーター養成講座・実践編 第1回 10月22日開催


地域コーディネーター養成講座・実践編の第1回目は、10名(男性4名、女性6名)の方にご参加いただきました。

 

まず、昨年度の基礎編3回の内容を振り返り、全体スケジュールの説明、東雲女子大学の西村先生よりご挨拶とCOC+事業についての事業趣旨の説明からのスタートです。

 

カラダと頭をほぐすアイスブレイクとして、全員で「共通点探し!フルーツバスケット!」をしました。

共通点探しは相手を思いやること。

周囲を理解し、認め、受け入れることは、コーディネーターに求められるスキルです。できるだけ多くの方に動いてもらう項目を、他者の行動や発言から探り、ゲームは盛り上がりました。

 

緊張もほぐれ、カラダも温まったところで、いよいよ主題に入ります。

地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)の事業の趣旨を伝え、地方創生について理解を深め、県や各市町の取組や戦略についても紹介しました。背景にあるのは、少子高齢化による人口減少に伴う労働力不足という社会問題です。あらためて、職場や社会全体の環境を考え、ワークライフバランスが課題解決のカギをにぎることを共通認識としました。また、他県で同じく課題を解決に取り組む事業や、地域コーディネーターの役割や活動などを紹介しました。

 

この地域コーディネーター養成講座は、学生と地域をつなぐコーディネーターの養成を目指しています。活動の一環で「子育て家庭への訪問インターンシップ」を計画しています。これは、学生が一般社会人の子育て家庭を訪問し、ワークライフバランスの現実を体験することで、自身のライフデザインを思い描く機会となることが目的です。

 

「子育て家庭への訪問インターンシップ」では、養成講座で学ぶ実践的なスキルが必要とされ、子育て家庭と学生をつなぐ重要な役割を担います。この、子育てインターンシップを実際に行った場合を想定して、

①コーディネーターの役割と求められるスキルについて

②実施までに学生に身に着けておいてほしいことについて

を、ワークで考えました。


グループ発表では、

★学生へは、

・ 挨拶ができる

・ 一般的に社会で求められるルールが身についていることが望ましい

★地域コーディネーターへは、

・ 傾聴力やコミュニケーション力が求められる

・ 柔軟に考えられる力が必要

などなど、多数の意見が出ました。


子育て家庭と学生をつなぐためには、昨今の学生気質を理解する力が必要とされます。

そこで、季節柄、県内各地の大学で開催される学園祭へ足を運び「若者が愛媛で働くことを選び、結婚や子育てを経ても働き続けるには」ということを意識しながら、実際の学生さん達の様子を見て感じる、という課題がでました。発表は第4回の講座で行う予定です。

 

第1回の受講者アンケートからは

・愛媛や松山市の現状や他地域の取組を知る機会となり良かった。

・講座の流れについてイメージがわき、地域や今おかれている背景について、興味が出た。

・自分のスキルを見つめ直す良い機会となった。

 

 

などの感想をいただきました。

受講者の皆さんの、それぞれの役割を認識し、次世代を育むために何が必要かを考えるきっかけになったのではないでしょうか。